油圧ブースター

【油圧のトップカンパニー】

デンマークに本拠を置くminiBOOSTER Hydraulics社の
油圧ブースターは あらゆる油圧関連のニーズに対応すべく、

長い歴史と深い知識を活かして 工作機械、建設機械、自動車生産、

金型、風力発電、航空機産業など、 油圧 を用いる様々なフィールドで
活躍しています。

 

本製品はピストン往復運動による油圧ブースターです。
流入した元圧をピストン往復運動により増圧し高圧側に吐出し、高圧側での圧力の
消費やリークを自動的に補償し、連続的に高圧側の油圧を保持します。

主な特長

  • 必要部分のみに高圧が使用できます。
  • 高額な高圧ポンプが不要となります。
  • 低圧から高圧への変換に油圧ポンプ以外のエネルギーが一切必要ありません。
  • 高圧側での油の消費、リークには自動的に補償します。
  • ラビリンス機構採用により長寿命。
  • 回転部品を使用していません。
  • 軽量、コンパクトサイズで高性能。

油圧ブースターHCシリーズの増圧作動システム

本製品はピストン往復運動による油圧ブースターです。
流入した元圧をピストン往復運動により増圧し高圧側に吐出。高圧側での圧力の消費やリークを自動的に補償し、連続的に高圧側の油圧を保持します。

1次側(入力側)油圧2~20MPaで作動し、流入油圧に比例し、各タイプの増圧比に従って高圧を吐出します。1次側圧力を変えれば2次側(高圧側)圧力を調整できます。作動システムは右記の通りです(PATENTED)。
基本的には、低圧ピストン(LP)、高圧ピストン(HP)及び双安定性逆転バルブ(BV1)で構成されています。

〈動作のしくみ〉
INから流入した油はチェックバルブKV1、KV2およびダンプバルブDVを無負荷で通過して高圧ポートHに流れます。この時、元圧の全流量がブースター内を流れ、H側のシリンダーを前進させます。

シリンダーが抵抗を受け2次側に圧が立つと、チェックバルブKV2およびダンプバルブDVが閉じ、油がVol.1に導かれます。右図の状態でVol.2はVol.3を通ってタンクに開放されている為、Vol.1に流入した元圧によりピストンが下がり、後退端に達するとチャンネル1からの元圧によりBV1が切替えられます。元圧はBV1からVol.2に流入してピストンを押し上げ、2次側へ油を吐出します。増圧比とはLPとHPの面積比によって決まります。高圧ピストンHPが上昇するとチャンネル1はタンクに内通し、BV1は元の位置に戻って次のサイクルが始まり、最終増圧圧力に達すると、このピストン作動は止まり、以後は2次側圧力を保持するのみに作動します。
〈高圧の解除〉
外部バルブ(CV)を切替えるとポンプ元圧はRポートへ、タンクはINポートに逆に切替えられ、元圧はDVを開き、2次側の高圧が開放(OFF)されます。

miniBOOSTER各モデルの仕様

 製品概要